マルタ

地中海のヘソ」と呼ばれ、イタリア半島とアフリカの間に位置するマルタ共和国。

イタリア人とは違う、シャイで正直な人が多いマルタ人の国です。

 

首都ヴァレッタは、いかめしい外観が印象的な、中世の景観をとどめている世界遺産です。

 

ではいくつかのおススメエリアをご紹介します。

 

スリーシティーズ


ヴァレッタから入り江を挟んだ対岸にあるのが、セングレア、ヴィットリオーザ、コスピークワの3つの町からなるスリーシティーズです。

 

ここは16世紀、ヨハネ騎士団が最初に築き上げた要塞の砦です。

 

海側をすべて城壁で固めて、岬には砦を築き、さらにセングレアとヴィットリオーザの岬同士をなんと鎖でつないで防御を固めたと言われています。

いまでもその防御感は圧倒的なものがあります。

 

そんな中でも個人的には面白いと思っている所があります。

それはセングレアの岬にある監視塔ヴェデッテです。

 

なんと、塔の側面に耳と目が付いているんです。

まるで敵侵入の音に耳をそばだて、しっかりと見張っているぞ、と言っているかのようですね。

 

巨石神殿群


騎士団がやってくる幾千年も前、先史時代に作られたと考えられている巨大な石の遺跡群が島の各所に点在しています。

まるで巨人が作ったかのように一つ一つがビッグサイズなのです。

 

たとえば、最大の神殿であるタルシーン神殿は、ほんの100年前に発掘されてその存在が知られるようになったようですが、紀元前約2800年頃に作られたとても古い遺跡です。

 

ここを訪れると、高さ2.5mのスカートをはいた太った女神像の下半分が力強く立っています。豊穣の女神と考えられています。

古代ロマンを満喫したいなら、マルタの巨石神殿をおススメしますよ。

 

聖書にも登場


マルタ島は聖書の″使徒たちの活動”の書にも登場し、ローマに行く途中の地中海で難破したパウロがたどり着いた島として言及されています。

マルタの人たちが手厚く世話をしてくれたそうです。

 

そのため、17世紀に建てられた聖パウロ教会が島中部のラバトにあり、過去にはローマ法王もここに来られたことがあるとか。

 

マルタは、特に歴史の好きな方にとって悠久のロマンを感じられるところだと思います。

 

おまけ


マルタ島北西部に「ポパイ村」という観光スポットがあります。

 

ここは、1980年の実写映画『ポパイ』(主演:ロビン・ウィリアムズ)の撮影で使われた街並みのセットが残されています。

 

いまではアミューズメントパークになっているようで、訪れる人たちをポパイとオリーブが出迎えてくれます。

あのポパイの世界を体験できますよ。